曲げ加工

各種樹脂材料(主に熱可塑性樹脂)を全体または部分的に加熱し軟化させ、任意の形状にする加工。

加工の種類

電気炉

熱風循環炉・遠赤外線電気炉などがあり、材料を電気炉に入れ、全面加熱で軟化した後、希望形状の木型などに沿わせるための対流方式加熱設備。

管型ヒーター

棒状のヒーター。
加熱された棒部分に樹脂版等を乗せ、部分的に軟化させた後、曲げ加工をおこなう熱伝導方式です。小さなRに適しています。

ウイニングヒーター

石英管ヒーターで材料を間接的に加熱し曲げ加工を行う加熱設備。加熱幅が200㎜まで自由に取れるためある程度の任意Rが可能である。

遠赤外線ヒーター

その製品の放射波長を利用し過熱していく方法。
材料の表皮部からソフトに加熱できるため厚板材及びPC(ポリカーボネート)材料も可能です。

パイプ曲げ

パイプ材料の内径にゴム紐・砂などを入れ型崩れを防止した後、材料全体もしくは曲げを行いたい部分を加熱、軟化させ、型に添わせた後に固定冷却する。

加工実績

メンテカバー

使用材料 PET透明
加工方法 曲げ+接着

排気ダクト部品

使用材料 塩ビ透明
加工方法 10t 塩ビ曲げ加工

洗浄タンク底部じょうご

使用材料 塩ビ耐熱透明
加工方法 曲げ+溶接