PFA樹脂（パーフルオロアルコキシアルカン樹脂）

PFAは、四フッ化エチレンとパーフルオロアルコキシエチレンとの共重合体。
PTFEの加工性を改良するために開発されました。
射出成形などの成形が可能で、PTFEでは得られなかったピンホールの少ない被膜を得ることができるため、防食用コーティングやライニングの材料としても使用されています。

特徴

・連続使用温度が260℃と耐熱性に優れている。

・耐薬品性に優れており、強酸や強アルカリ、有機溶剤などほとんどの薬品に対して侵されることがありません。
・PFAは溶融するため複雑形状の成形品などを大量生産する射出成型やブロー成型・回転成型などが可能。
・連続使用温度260℃、-196℃の極低温度で使用可能。

・電線被覆、ライニング、ウェハバスケットなどの半導体分野

・不純物や金属イオンの溶け出しが少なく純粋性が高いので薬品・化学分野で使用
・誘電率が2.1と低く電気絶縁性があるので情報通信ケーブル、電気絶縁材等の電気機器分野に使用
・動摩擦係数が0.2と低く自動車産業のベアリング、ブレーキパッド、チューブで使用される

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